最近見蕩れる事が少なくなった悲しさ

昔のセリカ2000GT(LB)を見かけました。
そのあまりの格好良さに見とれてしまい、事故りそうになった・・・というのはどうでも良いお話。
ちなみに「見とれる」の「と」は蕩と書くそうで「見蕩れる」なんだそうですが、なんで草冠に湯なのか、なんで草冠に明るいで萌なのか、どちらもさっぱりわからない、ってのもどうでも良いお話。
それにしても車に見蕩れるなんて久しぶりの経験であり、何より最近の車・・・というより「便利な移動手段」なだけの「道具」を見ても何も感じない今日この頃です。
何よりエコカーってのが理解できません。
燃費を気にするなら変な電子制御装置に無駄金使うより、マニュアルミッションの軽に乗り、エアコンをオフにするだけでかなり燃費は向上するはずなのですが、3ナンバーオートマで窓締め切ってエアコンがんがんでエコという、チョコケーキを食べながらダイエット状態の思想自体にまるで付いていけません。
これは私が歳をとって時代に付いていけなくなった証。
中年の印なのでしょう。
だから新型Zも新型GTRもちっとも格好良く見えないのに、懐古デザインの新型ダッヂチャレンジャーに見蕩れてしまうのでしょう。
昔を美化したくなるのは歳喰った証拠。
しかし間違いなく言えることは、今の日本の自動車産業はひたすら見蕩れないつまらない世界になっているということ。
そりゃ若い人が車に興味をなくすわけです。
若い人が車に興味を失ったと愚痴る前に、若い人が見蕩れるような車を作ってくださいと言いたい気分。
こんな説教じみた戯言を言うようになったら間違いなく中年ど真ん中。
それどころか底意地の悪い偏屈ジジイへの階段第一歩状態であることを自覚したと。
そんなどうでも良い話。

 

PS.
これを書いてから数年後、トヨタからGT86ってのが発売されました。写真で見た時はどうでも良かったんですが、実車を見たら、あーたこれがなんとも良い感じじゃないですか。
エアロが入ったモデルでしょうか?4本出しマフラーの車両は、思わず見とれてしまいました。
できるじゃないですかトヨタさん。
俺もこれなら欲しいなぁ。
惜しむらくはターボが無い、たったの200馬力(実馬力180馬力)ぽっちって所ですなぁ。
ボルトオンターボでドリドリしたい感じ。
更にPS.
買っちゃいました…


もどる