三宅島よさようなら
先ほど釣った魚をさばいてもらいます。
ちょっと痩せているそうですが、美味い美味い。
こりこりした食感、適度な脂肪、そして臭みのないサッパリとした味わい。
結構良い店で「プリプリの新鮮なのが入ったよ」なんて文句と共に出された魚で、こんなに美味かった記憶は・・・ありません。
しかも自分自身の手で釣り上げたとなっちゃ尚更です。
いやーここの魚は本当においしい。
魚が苦手な私が言うんだから・・・って、どうなんですかね?
Yさんが、おみやげに伊勢エビを買っていくそうで、とれたて(さっき上げたばかり)の生きたエビを見せていただきました。
ちなみに赤い○が500円玉です。
サイズ比較にどうぞ。
大人買いですね、Yさん。
曰く「半値以下だよー、つうか倍出してもこんなの買えないよー」
は・・・ハサミのない巨大なザリガニ・・・。
ハサミのないロブスター・・・。
こんなエビもかかっていました。
伊勢エビよりもおいしいんだそうです。
もう時間なのでおいとまします。
錆が浜は閉鎖なので、反対の三池港(先ほど釣りをした)から出発です。
行きは2便にわかれてきましたが、帰りは1便に集中。
おかげでこの混雑。
島の人と、ボランティアスタッフが見送ってくれました。
このボランティアの人たちのおかげで、今回のイベントが実行できたようなもの。
本当にありがとうございました。
偶然横に日本放送が・・・。
解説するでもなく、インタビューするでもなく、淡々と音を拾っていました。
仕事だからでしょうが、大変ですね。
ちなみに、私の所にはまったくなかったんですが、仲間や知り合いが何人も取材を受けておりました。
で、全部ではありませんが、一部(?)のマスコミが「反対意見が多かったようですが、どうでしたか」「問題点はどのようなものが」「困ったことは」等々、イベントのマイナスな部分ばっかり聞いてくる。
そしてマイナス面について特に言わないとわかった途端、プイッと行ってしまう。
そんなことを、取材を受けた人が皆、口を揃えて言っていたのが印象的ではありました。
そして出航。
もはや嵐。
風もすごいが波もすごく、船は右に左に揺れまくり。
外にちょっと出ると、すぐにびちょびちょ。
しぶきで小さい虹が出来ていました。
反対側から臨むと、三宅島にゴッドレイが・・・。
早く全島復帰できるといいですね。
船の最上階もしぶきでびちゃびちゃ。
ここでも虹を見れました。
一通りガキのようにはしゃいだ後は、特にやることがあるわけでもなく。
船酔いに縁があるわけでもなく。
時間をもてあまして、ゲームで時間つぶし。
行きの船でおとなりになった人に再会し、何故かポテトをおごっていただきました。
立っているのも困難なほど揺れまくる船内で、ポテトを摘みつつ一人黙々とテレビゲーム・・・。
さすがにちょっと気持ち悪くなり、椅子に戻って一眠り。
胃が飛び出るようなすごい揺れで目を覚まし、再び童心がわき起こって船外を目指す。
しかし、廊下やトイレには、船酔いで屍と化した男達が・・・。
トイレの洗面台もゲロまみれ。
これじゃー使えねーじゃんよー・・・。
外に出ると、大島が見えました。
その右手には、遂に富士山が!!
帰ってきたんだなぁ。
海はだいぶ落ち着いてきましたが、まだ尚この状態。
そして遂に東京湾へ。
東京湾はさすがに凪でした。
ああ、帰ってきたんだなぁ。
またしてもあの360度の景色が楽しめるなんて・・・。
いつも乗る船は明るい時間だから、こんな贅沢は初めてだ・・・。
やっぱり東京湾は夜に限ります。
空の雲が、町の光で照らされている。
東京は明るいんですね。
ちなみに下の写真の真ん中あたりの、ひときわ輝いているのは、コンビナートの炎でした。
どの人工の明かりよりも明るい巨大な炎・・・。
なんかすごいな。
某海底トンネルの上を行く。
この時間は夜の8時。夜景を楽しむには最高の時間に通過したモンです。
何かの客船と併走。
これも初めての体験。
手を振ったがガン無視されてしまった。
そして無事に帰ってきましたとさ。
しかし疲れた。
何が疲れたかってーと、帰りの嵐のような状況に興奮してはしゃぎ回ったのが一番の原因でしょうな。
今にして思うと、なんてあの時あそこまでハイテンションだったのか・・・。
端から見ていたら、かなり痛い光景だったんだろうなぁ・・・。
いい歳こいて。
楽しかったからいいんですけどね。
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