わしとおのれの静岡ツーリング

お盆も半分ほど過ぎたある日、俺は静岡へ遊びに行くことを思いついた。昼の2時になってようやく行く気になるのが俺の素晴らしいところ。
色々と装備し、相変わらず混雑しまくりの環八をするすると抜け、用賀インターチェンジへ。大抵の東名ツーリングの待ち合わせに使われるマクドナルドを通過し、東名高速に乗る。チケットを受け取って一路西へ。
荷物を背負っているためかなり疲れる。しょっぱなの大型パーキング、海老名に寄る。

トイレと水分補給を済ませてすぐに出発。しかし、停めておいた所に大きなオイルのシミが・・・。いかん。見なかったことにして西へ。50〜60マイルほどで走り続けるが、荷物のせいか、いつになく疲れを感じる。途中でいくつものパーキングに寄る。

某カタナが吹っ飛んだ近くにある由比パーキングに着いて、海を眺めて疲れを癒す。まだ先は長い。ちなみに、この由比パーキング。店がなく、簡単なトイレぐらいしかない正真正銘のパーキング。ちょっと車を止めて疲れを癒す・・・だけ。食事やのんびりできるスペースを期待して入って途方に暮れる人も少なくないらしい。海の景色がきれいなので、それを眺めるのは楽しい。尚、上り線側の由比パーキングには立派な店があります。

ちなみに東名高速道路下り線は御殿場から2車線になるのですが、静岡の日本坂トンネルで一時的に三車線になります。
日本坂トンネルは大規模な交通事故があり、多数の死者を出したことで有名でして、実は私の親戚も巻き込まれてお亡くなりになってしまいました。
幼い私も初めての葬式に参列したときのことをまだ覚えています。
トンネル内では安全運転しましょうね、みなさん。
ほら、駄目じゃないですか。
「日本坂下りでフルスロットルにしたら、メーターが299以上表示しない。これってリミッター?それとも単にメーターが表示しないだけ?」
なんてのたまっちゃ。
安全運転。

この日本坂の惨事は、実は東名高速だけにとどまりません。
旧国道の大崩海岸というルートは、崖崩れで何人もの犠牲者を出しています。
崩れて生き埋めになった犠牲者を助けようと、救助隊員が救助を始めたら更に大規模な崖崩れが発生して二次災害。
犠牲者の増加と、一向に止まらない崖崩れを前に、遂に救助を断念するという異例の事態になったと言われ、道は埋まったまま放棄されたのでした。
犠牲者の遺体はそのまま(らしい)に。
崩れた部分は海側に迂回するルートが造られましたが、そこから埋まった旧ルートが今でも確認できます。
未だにあの下に犠牲者が眠っていることを考えると、背筋が寒くなりますし、幽霊話は山ほどあるそうです。
霊感強い人は行ってみると良いでしょう。
尚、この旧国道はかなりいいワインディングなため、走り屋が集まるのですが、大規模に工事できないこともあってガードレールがしょぼく、崖下へ転落してそのまんま・・・なんて話が沢山あります。
真贋はわかりませんが、友人もここで死にかけています。
日本坂はある意味、人を引っ張る所ですな。

静岡で有名な走り屋スポットの日本平は違う場所です。
日本平にもやっぱし幽霊話がありまして・・・。
日本平のワインディングを走っていると、一カ所、横に道路も歩道も何もない場所に、突然ボロボロの歩道橋が現れます。
道もなければ家屋も歩行者もいないので、どう考えても利用者など存在しません。
錆びた上草ぼうぼうで、完全に放置されています。
何故こんな所にいきなり歩道橋があるのか!?
噂によりますと、たまたまここを歩いていた子供が(車の故障か何かで)、走ってきた車に轢かれて死んでしまったと。
その後この地点で幽霊の目撃話やそれに端を発する事故が相次いだため、ここを管理している団体や市民らがお金を出し合って歩道橋を造ってあげた・・・。
なんて言われているそうですよ。
てな感じで夏らしくしょぼい怪談話(嘘かどうかは現地に行って調べてみてくんろ)から入ってみました。

次の日