ツーリング言って、帰ってくれないという悲しいお話

ちょっと連休を延長できたので、二つのイベントをバイクで梯子することにしました。
山形で行われたクラブX4全国ミーティングと、仙台で行われたJDスター。これらのイベントに参加しつつ南東北を味わいます。
ナビで確認したら、山形まではだいたい5〜6時間ほどとの事。
朝起きることが苦痛な私は、昼過ぎに出発することにしました。
6時間で着いたとしても、余裕で宴会に間に合いますから。

途中のパーキングで一休み。
奥の車両には、JDでいつもお世話になってるガレージDBさんのステッカーが貼ってありました。

そのまま爆走して日本海へ…。
しかし様子がおかしい。
時間が経過する割りに距離進めない。
予定の時間を1時間近くオーバーしてしまっています。
ノンストップで走ったのに、宴会スタートには間に合いそうにありません。急がなくては…と思っていたら、なんと雨。
降水確率30パーセントだったのに…。
一応レインウエアは持ってきていたんですが、急激な気温低下で寒さにやられ、ペースが上げられません。
走るペースは上がらないのに雨は嵐の如き豪雨になってしまい、いつバイクが止まってしまうかドキドキしながら走る羽目に。
当然ペースは落ちに落ちて、気がつけば真っ暗。
何度も休憩をはさみつつ、夜の9時過ぎに漸く宿に到着しできたのでありました。

宴会はとっくに終わりの時間を過ぎていたのですが、皆さん待っていて下さいました。
ありがとうございました。

私の到着と同時に宴会はおひらき。
そしてあまりの疲労にそのままバタンキュー(死語)。

せっかくの高級宿でしたが、ほとんど記憶に残っていません…。

翌日、皆出発。

昨日の雨で空気が綺麗になったのか、空もすっきり爽やか。

東北支部のDAZEさん宅に上がり込んで談笑。
そしてそのまま仙台へ。

仙台では宿の部屋で部屋飲みの宴会。
秋保温泉の安い宿、山菜荘の目の前には小さなスーパーが有り、ここの総菜が付近でも超有名な総菜で、ローカルなスーパーとは思えない美味しさ。
隣にはケーキ屋もあって、そこもなかなかです。
スーパーのパックだけで豪華な宴会ができました。

翌日はJD。
途中でエンジンブローがあり、参加者総出でオイル処理。
その最中にちょっと腰を痛めてしまい…それが後に惨事を…。

いつもならこのまま帰るのですが、私だけもう一日休みをゲットしてるので、このまま宿泊して翌日ゆっくり帰ります。
この時には腰痛がピークに達し、座るのも「よっこらしょ」とやらないと座れない状況。
一晩ぐっすり寝て、風呂に入れば治る物と思ってましたが…。

それにしても、普段、仲間でわいわい宿泊する宿に一人で泊まる…ってのは寂しいもんです。
誰も居ない宿で一人で居ると、なんか自分だけ取り残されたような、物凄く寂しい気持ちを味わってしまいます。
基本一人旅が好きなんですけど、普段集団でいる空間に一人ってのは違うモンなんですね。
子供が独立したら、家がものすごく寂しい…というお年寄りの言葉が身に染みます…。

翌日、幾分か腰痛が良くなった気もしますが、相変わらず座ったり立ったりが辛い。
観光しながら帰る計画だったのですが、真っ直ぐ帰ることにしました。

ところが、ETCゲートでエラーが発生し、ゲートが開きません。
バイクは止まらずにそのまま行け、ということで、そのまま進んで事務所へGO。
確認すると、カードにはきちんと記録されているとのことで、そのまま帰っても良い模様。
ちなみにゲートのエラー、別のツーリングで宮城に来たときも起きました。ゲートのおっさんは「バイクが長すぎんのが悪いんだべ」つってましたが、このバイクでさんざんETCゲートを通過してますけどエラーが起きたのは宮城だけだぜ、おい。
設定失敗してっぺや〜、と当然私は責任認めません。
そのまま家に向かって出発。

途中でパーキングに寄り、おいしそうな饅頭を発見。
皮も薄く、なかなか美味です。

さて、スタートしましょうか…とバイクの前に立って、キーを挿そうと腰をかがめた瞬間…。

パキン!

と音と共に腰に激痛。
そのまま倒れ込んで悶絶。
一瞬何が起きたか解りませんでしたが、どうやらぎっくり腰の模様。
やばい!
まだ福島県なのに!
なんとか上半身を起こし、しばらく様子を見ていると、少しだけ動けそうな感じだ。
なんとか立ち上がり、バイクにまたがろうと…するが、痛くて足が上がらない。少しずつ足を通過させ、5分ほどかけてようやくバイクにまたがった。
シフトを踏むことはできるが、上げることはできない。
ああ、FLシフターにしておいて良かった。
ゆるゆる走り出し、トラックの後ろについて走る。
しかしやっぱり痛い。
いくら高速とは言え、シフト操作はせざるを得ない。
その都度激痛が走り、白河のパーキングで遂にギブアップ。
ショップに電話して迎えに来て貰い、人間ごと自宅へレッカー。
なんとも情けない落ちでありました…。

ちなみに一人暮らしなので療養が大変でした。布団を玄関前(風呂とトイレに最短距離でアクセスでき、出前の受け取りも寝ながら出来る)に敷いて対処。
今は便利で、iPadでピザからガストからバーミヤンからみーんな注文、支払いできるんですね。
腰が良くなってからも、暫くその自堕落を続けてしまいました。
つうか、俺って、ガレージの隅にソファーだけ置けば十分な感じ。
WifiとiPadあればテレビも何も要らないし。
今の住居が駄目になったら、どこかの倉庫の一部を間借りすれば安く生活できそうだ…。

 

 

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