ドラッグパイプ用インナーサイレンサーインプレッションと
ショベルヘッドのオイル交換方法

この頃の方が格好良かったとか言ってはいけない!

上野のコーリンといえば、その昔は無く子も黙る上野バイク街の大物ってんで私のような人間が休みの度にわらわら集まってくる巨大バイク&バイク用品店でした。
ナップスとかライコよりもすごかったんですよ。
そして色々と酷いところでして、とんでもない商品を客に売りつけるとんでもない店でもあったわけです。
しかしこの店には魅力がありました。
詳しいことはTalkコーナーで語っていますが。
そんなとんでもない店で、安いショベルを購入したんであります。
そんな店で買ったものですから当然まともな車両なわけがない。
オイルは吹くし漏れるしエンジンハンガーは折れてるし、直管のドラッグパイプだし・・・。
直管マフラーのバイクを平気で客に渡す店は他にないでしょう。
今考えるとちびります。
あわててクロームスペシャリティーズの安いサイレンサーを買いました。

クロームスペシャリティ製マフラーバッフル安い方

しかしこのサイレンサーは音が小さくないだけでなく、甲高いペンペンした音になってしまいました。
グラスウールを巻いてみます。
バッフルにグラスウールを巻く
かなり適当ですが、それなりの消音効果はありました。
しかし音質はイマイチ。
あとから聞いた話ですが、このサイレンサーは爪が内側に曲がりすぎており、そこに排気圧がぶち当たって甲高い音を出すとか。
ま、値段相応なんですね。
お勧めしません。

テールランプががたがたするので確認してみると、ナットがへんちくりんな、簡易なナットで止まっており、ちゃんと留まっていませんでした。

ボルトを避けるために、ビットを半分だけ挿入し(落ちないようにビニールをかましました)増し締め。

あんなにボルトは長くなくて良いと思うんですけど。

走行中、ミラーに転がっていく物体が映りまして・・・。
胸騒ぎを覚えて停車してみると、やはり落とし主は私でした。
落としたのはテールライトのレンズ。
真昼の目白通りで拾い物をするのは結構スリリングです。

残念ながらボルトは絶望的。
仕方ないのでタイラップ(結束バンド)で・・・。

我ながらこれは良いですよ。
絶対緩みません。

フロントブレーキのレバーを引いてもブレーキランプが点かない。
ハーレーショベルヘッドフロントブレーキスイッチ
スイッチが死んでいます。
ハーレーショベルヘッドフロントブレーキスイッチ
コニシパーツでリプレイス物を購入。
800円。
こんなもんが800円。
・・・。


そのスイッチをいじってるときにわかったんですが、スイッチ内部がこの有様。
しかも・・・一部配線が・・・。

この後パーツクリーナーをぶっかけて清掃。
防錆として端子にちょいとオイリング。

これまたしびれた奴ですが、オイルクーラーへのホースが・・・ほれ。
裂けかけのオイルホース
ミッション下部もどっろどろ。
ついでにミッションオイルも交換。

おっと、その前に、前回蚊にめちゃくちゃ刺されまくったので今回はこれで対処する事に。
蚊取り線香
ドラッグパイプだと、ミッションオイルを入れるのがちょいと大変。
アルミホイルでいい加減すぎる上呂を・・・。

オイル量確認用窓を見ながらオイルをじわじわと入れていく。冷えている状態だとハチミツのようにトロトロているため、一気に行くとすぐにオイルが窓から漏れてきてしまう。奥までちゃんとオイルが行くようにゆっくりゆっくり、少しづつ少しづつ入れていく。そうやって入れていって窓からトローリとオイルが溢れてくるぐらいが適正量。
ショベルヘッドミッションオイル適正量

オイルホース(ただのゴムじゃない、中に繊維が入っているヘビーデューティーなオイルホース)を買ってきまして、外したオイルホースに合わせて(気持ち長めに)切断。
そして交換。

コーヒー牛乳はやっぱり雪印

これでよし。

オイルクーラーをいじっていて気が付いたのだが、左右のガソリンタンクを繋ぐホースが何故かエンジンに、しかもエキパイ付け根に接触してやがった。

まず、片方のガソリンホース付け根をバイス(ロッキングプライヤーとか呼ばれている工具)でつまみ・・・。

接続し直し。
これでよし。

少しは見る人の役に立とうってんで、ショベルのオイル交換を…。
ハーレーショベルヘッド オイル交換
1がオイルのドレンボルト。2がオイルキャップ。3がフィルターキャップ。

オイルキャップを抜いて、ドレンを外してオイルを排出。
ドレンの位置が位置なので、このように処置が必要。
使用済み段ボールや、空のボトル等、工夫はひとそれぞれ。
ハーレー純正オイルフィルター
この砲弾みたいな奴がオイルフィルターケース。
中にフィルターが入っています。

このピンを外すと中身が。
もはや樹脂でできたただの筒。
これがオイルフィルターです。
ショベル用オイルフィルター
一瞬信じられないような原始的な代物ですが、これがフィルター。交換用フィルターはコニシパーツで¥400。
これ以外にも、金属のフレームに紙フィルターが入った高グレードのフィルターもあり、ショップはそちらを勧めるようです。
こちらはOリングをフィルターの根元部分に装着し(リングにエンジンオイルをちょいと塗っておくと良い感じ)、あとは穴にスポンと挿れてしまえば完了。
性能は良くてもフィルター交換の度に丸ごと破棄で金属ゴミを発生させてしまうので(処分先も困る)、個人的にはあまり好きじゃありません。
ハーレーショベルヘッド用オイルフィルター
オイルは4クオート(ボトル四本)突っ込んでます。
中途半端に入れても勿体ないですから。
エンジンオイルはシングルグレード50(鉱物油)を使用。


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