遂にカスタムに手が出せるようになりましたよ

クラッチケーブルが錆び錆なので、切れる前に交換します。
クラッチケーブル(ミッション側)

クラッチレバー外し
レバー側はもうドロドロ。


外したケーブルと新しいケーブルを比較したところ、新しい奴がちょっと長い・・・マズぃ。

見ると太さも全然違う(無論取り付け部は同じ)


せっかくなので、クラッチレバー周辺も綺麗に。
パーツクリーナーで洗浄、乾燥、ワイヤーグリス(ワイヤーオイル)でグリスアップ。
ケーブルにもあらかじめワイヤーグリスを軽く注入しておきますか。
組んでから注入するのは面倒なので。

が・・・しかし・・・やはりケーブルが長すぎ。以前と同じルートで組むと、ケーブルに無理な力が掛かってクラッチが滅茶苦茶重くなってしまいます。
一番ケーブルに優しい取り回しはこれなのだが・・・あまりにも格好悪すぎ。

色々と考えて結局こうしました。

遂に初カスタム・・・キャブレターをmikuni HSR42に!!

ようやくカスタムに手が出せる状態になりました。
ハーレー用ミクニキャブ
さあ〜、これがおなじみ、HSRのパッケージ。蓋が裂けているように見えるが、これは店頭ショーケースで飾るためのギミックで、裂けているわけではありません。
MIKUNI HSR42 for ShovelHead

HSR42本体
HSRはこの当時、モデルチェンジしてるんですよ。
新タイプは純正のケーブルが使用できるように、ケーブル取り付けのパーツが変わっています。
K&Nエアクリーナーミクニキャブ用
エアクリーナー・・・というより、エアクリーナーを兼ねたキャブマウンター。キャブごと固定するためのボルトやエアクリーナーカバーを装着するためのボルト穴が付いている。
つまり・・・エアクリーナー交換はイコールこのマウンターごと交換。

その他の付属品。マニホールドとショベルにツインケーブルを与えるためのスロットル一式が付属。このためにショベル用キットは割高になっているらしい。
加速ポンプ周辺に傷
加速ポンプの吹き出し口周辺に謎の傷が・・・。どうやら向きを調整した跡らしい。別のにも付いていた。

作業開始!
SUキャブマニホールド
マニホールドに酸化したガスが・・・。
SUキャブマニホールド
外したマニホールド。フロント側(写真は裏返してあるので右側)がオイルでべっとり・・・ってなんでやねん。
ショベル用インマニクランプ
古いゴムバンドとホースクランプ。手前のクランプがフロント側に付いていた物。ベトベト。ちなみにこのクランプは、HBJで「最強」とまで言われたクランプで、二次エアーを防止しやすい優れた物らしい。二次エアーで困っているショベル乗りの人は要チェックの事。

エアクリーナーを固定するためのマウントを取り付けるためのスペーサー(ややこしいな)を装着する。

その先に二本のマウントステーをボルト止めする事になる。

マニホールドにキャブホルダーと新しいゴムバンドを付けてエンジンにはめ、クランプを借り留め。クランプにキャブをはめよう・・・とするが、位置が全然合わない。試しに写真のようにキャブにホルダーを付けて位置を確認すると・・・幅で1センチ、高さで2〜3センチもずれている。

幅が上手く合わない原因はチョークケーブル。説明書の通りにケーブルを通そうとすると、シリンダーに当たってしまって邪魔になっているようだ。これは取り回しを工夫すれば解決する問題。

しかしまずいのは高さ。ご覧のように、オイルラインにスロットルケーブル装着部が見事に当たっている。これはどうしようもない。
ショップに相談に行ったら、旧タイプの奴とキャブ本体だけ交換してくれた。ケーブルも。

ミクニ HSR42 ショベルヘッド用
これが旧タイプのHSR。スロットルケーブルマウントの位置が違います。
?背が低くてシンプルな反面、引き側のスロットルケーブルは専用の物が必要。
借り留めしてみたらばっちり!これなら付きます♪。
ミクニ HSR42 ショベルヘッド用取り付け♪
早速ケーブルを説明書通りタンク下に通してキャブに装着。防水用ゴムを装着。このときはこんな所に付けてしまっているが、よく考えたらスロットル側に付ける物でした・・・。俺の馬鹿。

作業しやすいように、今の時点でスロットル側も装着。ピントが背景の方に合ってしまってピンボケなのは秘密だ。
とりあえずガスホースを繋ぎ、コックをON(蛇足だが、コックがヘタっているらしく、OFFにしてもガソリンがポタポタと・・・)に。フロートがガスで満たされるのを待ってスロットルをひねる。加速ポンプが働いて勢いよくガスが噴射。ガスがちゃんと入るのを確認。

次はエアクリーナーをはめてマウントを・・・っていった所で問題発生。マウントステーの形状が合っていない!ネジを締めるとエアクリーナーがキャブ本体から外れてしまうという・・・。しょうがないので、マウントステーを変形させる。めんどくさいから軍手を敷いて踏んで曲げて対処。ネジを締め込むと、エアクリーナーがキャブを押さえ込むような感じに上手く曲げていった。適当な作業だったが、意外に上手くいきました。注意しなければならないのは、左右のマウントステーを同じように曲げること。
そいうやって仮組みしてみたが・・・またも問題発覚。スロットルが滅茶苦茶堅く、戻ってこない!取り回しに思いっきり難あり。もう説明書は無視して自己流で生かせてもらおう。

引き側はキャブ真上の方(車体前方)にそのまま向けて(写真、見えます?)、タンク内側でなくタンク下を通して直接ハンドルへ。変に動くならタイラップ。
チョークケーブル
戻し側はフロントシリンダーを迂回するようにして、こちらもタンク内側を通さずにハンドルへ。
また、チョークケーブルもマニホールド下を通した。

再び大問題発生。エアクリーナーカバーがタンクに思いっきりぶち当たってしまう!
邪魔臭さ爆発のエアクリーナー
とりあえずカバーを付けずにまたがってみると・・・エアクリーナーが邪魔!!
滅茶苦茶邪魔!!
SUよりも邪魔!!!
なんだーーー!?!?
これじゃキャブ替えた意味半減じゃん。
そう考えてながら見ていると・・・なんかエアクリーナーの位置、高すぎないか?たしかEVO用HSRを昔付けていた時、キャブの頭が見えていたはずだが、完全に隠れてしまっている。
下の写真のように、エアクリーナーを180度回転させれば高さは下がる(キャブ取り付け位置がオフセットされているため)が、そうするとステーの穴が全く合わない。
説明書を見ても、詳しいことは書かれていないようだ・・・。EVO用はノーマルのエアクリーナーボックスを使用するのでショベル用とは違うが、そのノーマルのエアクリーナーボックスは下側にオフセットされている。
MIKUNIのエアクリーナー本体の文字も、ステーに合わせると上下逆さまになってしまう。
・・・
マウントステーが違うんじゃないの?
マウントステーを加工するか・・・。エアクリーナーカバーを加工するよりも、ステーを加工した方が楽(カバーと違って隠れるので見栄えを気にしないで済む)だし・・・。よし、ドリルでステー穴開け加工ぢゃ!!
とは言っても、手元にドリルはない・・・。買うことになるのだが、実はチェーンを切るためにもドリルが必要だったので、どちらにしても買わざるを得ない。ホームセンターで物色。ひたすら安いのにしようと思ったが、金属加工じゃかなりのトルクが必要なので、高トルクで安い(もしくは値引きされている)ものを選んだ。
激安コードレスドリル
リョービの電動ドリル。スペアバッテリーが付いて限定品7000円強。これに決定。

歯も金属加工用をいくつか用意。金は減るばかり・・・。
仮組みした状態で印を付け、小さいドリルで一度穴をあけ、デカイ歯でネジが通るほどの穴に広げる。そのあと、切り口が荒れるので小さいやすり歯でならす。
穴を追加写真はそれを借り留めした状態。
エアクリを付けてみるとぴったり。脚の部分もあまり邪魔にならなくなり、タンクにカバーが当たる問題も解決。これならばっちり!。でもちょっと位置が低すぎるかなぁ。っていうか、エアクリでかすぎ。
切り口が錆びないようにペイント。
本組みしてカバーを付けて完成〜〜〜!!!

 


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