チェーンがだいぶ痩せてきたらしく、張り調整がいっぱいいっぱいになってきたので、交換することに。
おやじが奥から一本引っ張り出してくれたのは、CCIのシールチェーン。

Oリングを使用することにより、メンテナンスの容易化と高耐久を実現した、最近主流となりつつあるシールチェーン。
しかも20,000マイル耐久を唱ったすごい奴（本気にしちゃいないよ）。
装着にはチェーンを切る必要がありますが、私はサンダーでちょいと削れば、チェーンカッターなんて使わずに交換できると思っていました（それで大丈夫なチェーンもあるようですが）。
まずはチェーンカッター使用せずに交換に挑戦です。

まずは古いチェーンを外そう。

ピンぼけ＆ブレまくりの最低の写真ですが、古いバイクチェーンのジョイント部分が写っています。
ロックピンと、ロックピンが抜けないようにするためと思われるワイヤー。
このように、ロックピンのサイズがチェーンのコマの高さと同じなら、とても有効な手段かもしれませんが、残念ながら買ったチェーンはコマのサイズがずっとでかいので、この手段は使えませんでした。
ワイヤーを切断して、ラジオプライヤーでロックピンを外す。
あっけなく外せました。
次はコマを外すために、手前側のプレートを外す・・・が、外れない。固着しているのか、びくともしない。ドライバーやプライヤーを駆使し、少しずつ外しに掛かる。チェーンの隙間に貫通ドライバーをハンマーで打ち込むという荒技で、ようやくコマを外すことに成功。

現在チェーンの張り調整がいっぱいいっぱいになっているので、ナットを緩めてタイヤをある程度前に出す。
また、この時点での張り調整ナットの位置関係を記録。
アライメント調整の手間を省くためのささやかな工夫です。

古いモーターサイクルチェーンのコマに新しいチェーンをくっつけ、古いチェーンの反対側を引っ張れば（ジャッキアップ済み）、何の苦労もなく新しいチェーンを巻けます。
考えた人、賢こ過ぎます。。
長さを見て切る位置を決め、その部分のピンの頭をドリルで潰します。
いや、潰そうとするのだが・・・堅い！！普通のドリル用金属加工歯では全然歯が立たない。
小一時間がんばりましたが、ドリルのバッテリーが上がってしまいました（まあもう一つバッテリーがあるから作業は続けられたのだが・・・）。
サンダーが必要の模様ですが、サンダーを買うのは勿体ないので、電動ドリルをサンダーにするアーバーセットなるものを購入。
刃はプロカットなるものを。


さすがはサンダー。
見る見る削れるピン。
よしよし。
ある程度頭を潰したら、プライヤーで外しにかかる・・・が、外れない。まだ削りが足りないかとどんどん削っていく。
遂にここまで削ってしまったが、まだコマは外せない。

ラジオプライヤーで無理矢理外そうとしたら、なんとプライヤーの先が折れてしまった（涙）。
貫通ドライバーもダメージ大。
遂にギブアップ。

説明書の通りにセット。
手前の黒いボルトを８ミリのヘックスで締めていくと、ピンを押し出してくれるという仕組み。
しかしこれが堅い。ラチェットで一生懸命回していくが、疲労がたまっていてちょっと辛い。
こんな時は・・・

以前安値で手に入れた電動インパクトドライバーの登場！！
ビットアダプターに８ミリヘックスソケットを取り付ける。

これでボルトを回すと・・・ズガガガガガの派手な音と共にボルトが回って、あっという間に切断完了。
役に立ちますインパクト。
衝動買いした時は「絶対使わなくて後悔しそうだなぁ」なんて思っていたが、一番役に立ってるような気がする。さいこーです。
切断したら、その部分に新たなOリングをはめ、コマを挿す。
で、手前にプレートをはめた後に、ピンの頭にロックピンをはめるのだが、このプレートが入っていかない。プライヤーで力ずく・・・ではなく、ここでもチェーンカッターの登場。このチェーンツールは、プレート押し込みもできるのだ！。

このようにセットして押し込む。
あとはロックピンを刺して（進行方向と逆側に口が向くように付けること）、張りを調整しておしまい。

ところが・・・このショベルのチェーンの張り調整がわからない。
本来なら一番チェーンが張る位置で調整する物ですが、FXWGは車高が落ちれば落ちるほど張る構造。
そんな状態、２人を乗せたり、ショックを外したりしない限りむり。
悩みに悩んだあげく、根拠もなく普段の状態で1/2インチの遊びとした。今のところこれで大丈夫です。