謎の緑と・・・

シリンダーのボトムから、謎の緑色の液体が漏れる

去年からですが・・・。
謎の液体がシリンダーの下の方から滲んでるのが見え始めたんですよ。
気にしないでいたんですが、どんどん酷くなり、ボトムケースの下の方まで達してしまいました。
水冷なら緑色のクーラントという可能性もなきにしもあらずってなもんですが、空冷です。
そして、さわった感じオイルです。

フロント側からも漏れています。

泥跳ねが汚すぎますが、その下からじわじわと緑色の浸食が・・・。
とりあえずショップに行こうかと思ったんですが、日曜日休みなんですよ。
だから直接見せることができずに・・・。
ショップのお話では、オイルじゃないかと。
しかし緑色というのが解せない。
キャブ周辺からガソリンが吹いている可能性はないか、と聞かれましたが、ごらんの通り、キャブやインマニ下部周りは綺麗そのものです。

考えられることとしては、ガスケットの銅の成分が熱でオイルと共ににじみ出し、酸化して緑釉化したというもの。
ガスケット自体は銅じゃなくてペーパーなので可能性としては低い・・・と言われましたが、それしか原因が・・・。
知っている人がいらっしゃったら教えてください。

クラッチの張り付きと滑りを改善するために、クラッチプレートの洗浄を行いましょう。
久しぶりに引っ張り出して走ってみたら、それがあーた!
とんでもない張り付きっぷりで、クラッチ入れたらフルブレーキしても動いてしまうんですよ。
多少張り付いても走っていれば直る!
と走り出したんですが、今度は滑りまくるんですよ。
オートマみたいに、車速に関係なくタコメーターが上下する。
もうこりゃ悲惨過ぎるので洗浄することにします。

マイナス端子を外して、プライマリーカバーを外します。
右上の銅ワッシャーが必ず落ちるので確保し、忘れないうちにもとに戻しておきます。
FLシフターをつけているとプライマリーカバーは外せない・・・と言われますが、私のはなんとか外すことができました。
シフターはバイスで挟んで馬鹿締めしなくちゃならんので、極力外したくないんですよね。

まああとは雑誌で散々紹介されているので説明は不要でしょう。
このセンターのクラッチ調整ボルトのナットを一度外し(ボルトの真ん中にマイナスドライバーを当てて、回らないように、再調整が極力必要ないように)、そのあと画面の奥にピンぼけで写ってるプレートを差し込んで、ボルトを(三本のボルトのテンションに影響する程度まで)ある程度締め込みます。

そして三本のボルトを抜けば、プレッシャープレート一式だけぽろっと外すことができまして、非常にラクチンです。

まるでまんべんなくオイルを塗付したようなプレート・・・。
そりゃ滑りますよ・・・。

こいつに至っては、ほら。
他のプレートとくっついちゃっています。
千枚通しを使って空気を少しずつ入れ、剥がすことに成功。
一枚一枚丁寧にクリーナーで洗っていきます。
戻すときには外したときと同じパターンで入れ直さなければならないので、ちゃんと向きと順番を押さえておきましょう。

中もオイルでベトベト。

あちこち摩耗で段差ができちゃって・・・。
そろそろこの辺のロッド、ボルト類は交換しなくちゃいけなさそうですな。
プレート類を戻します。

このようにOUT側が刻印されていますので、ちゃんとそれを守った上で再度セット。
最後にクラッチのボルトを締め、センターのプレートを外して元に戻し、念のためプレッシャープレートの三本のボルトのしまり具合を均一にしておしまい。
このボルトは切り欠きがついててノッチの役目をしているもよう。
それにしてももう少しマシなゲージはなかったのかと・・・。


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