快適なウインターライフを目指して・・・

グリップヒーターが効くとき、効かないとき

最も身近な電熱グッズといえば、やはりグリップヒーター(ホットグリップ等、他の名称もあり)ではないでしょうか?
これは種類も多数出ており、値段もピンキリです。
一番安いのは、私も使用しているキジマ(だったか?)の巻き付けタイプ。

配線処理が汚すぎてあれですが、見栄えはともかくそれなりに効きます。
しかし、これの致命的な欠点として、スロットルがかなり太くなってしまうという点があります。
細めの物に交換した上で巻き付ければ、違和感もそれほどないでしょうが、普段使用している物にヒーターを巻き付けると違和感バリバリ。
慣れてしまえば大丈夫ですけどね。
それともう一点。
構造上、ヒモの部分は(当たり前ですが)暖かくなりません。
巻き付けるときに、指の、一番暖めたいところに本体部が来るように、位置をきちんと出した上で取り付けする必要があります。
ですが、巻き付けである宿命か。
結構使用しているウチに位置がずれてくる(回ってくる)んですよ。
私の場合特に左、クラッチ側。
スロットル側は、手のひらで押さえられるスロットルアシスト(スロットルロッカー)を装着しているためか、そちらは回ることはないんですが、左側が問題。
クラッチを握るときに徐々に動くのか、巡航中に段々力がかかっているのか、いつのまにかヒーター部分が指の部分から手のひらの方に回ってしまっています。
その都度元に戻すのですが、このグリップヒーターは、簡単に回ってしまわないように裏面が滑り止め加工されているんですよ。
つうか意図的に回そうとしても、そう簡単に回らないのに何故気がつかないうちにまわってしまうのだろうかと・・・。
しかも回らないようにきつく縛ってると更に元に戻すのが大変。
巻き付け型の欠点はここに尽きると思います。
あっと、個人的な問題点もあります。
スイッチが使いにくい。
オフが真ん中という設定なので、グローブしている状態で、電圧保護のためにスイッチを切ろうとしてもなかなか上手く切れません。
これもなんとかしたいところです。

グリップヒーターを使用している人の中に、「ぜんぜん効果がない」「ヌルイ」という人がいらっしゃると思います。
無論私もそういう経験をしていますが、その原因はバイクの電圧、特にバッテリーの元気の有無が大きな要因としてあげられると思われます。
バッテリーが弱ったバイクだと、グリップヒーターは生暖かくなるだけで、ちゃんと熱を発生できません。
ある程度バッテリーが元気でも、夜間、ライトを付けた状態(最近のバイクは常時点灯なので、その場合は四六時中ということになる)等で電圧をそっちに持って行かれていると、グリップヒーターの温度は悲しいほどに下がっていきます。
走っていれば(エンジン回転数が高い状態なら)それなりに発電してくれるので温度は上がりますが、信号待ちや渋滞で電圧はあっけなく降下。
バッテリーが元気なら、走行中の余剰電圧を蓄え、停車中にそれを供給してくれるわけですが・・・。
この場合の対処法として、こまめにバッテリーを充電して常に満充電状態に近くする、アイドリングを上げる、ヘッドライトを切る(常時点灯の場合はスイッチを増設することになりますが、法律上問題があるらしく車検も通らないそうです)、もしくはヘッドライトやテールライトを低消費電力型(ヘッドライトならHID、テールライトならLED)に交換する、オルタネータを強化型に変える、バッテリーを新品にする・・・なとが上げられます。
しかし、金銭的に考えると、オルタネータ交換はあまりにも非現実的。
アイドリングを上げる対処法も所詮焼け石に水。
となると、HIDとLEDで消費電力を節約するのが、金銭的にもバイク弄り遊びの点からも、一番いいような気が・・・。
ちなみに、私のバイクは発電がヘボいので、案の定ライトをつけて低速走行をしていると、電圧が下がりまくってしまいます。
ここは一発、HIDをぶちこんでみますかね。

ちなみに、巻き付け型はもういいや、と普通のグリップヒーターを探しに出たんですよ。
某量販店に行ったら、デイトナのホットグリップが沢山売られていました。
しかも安い。
喜んで買おうとしたんですが、インチサイズの製品が全くないんですよ。
店員さんに聞いたら、インチサイズは取り寄せになると言うんですよ。
取り寄せて貰おうかとカタログを開いたんですよ。
インチサイズのホットグリップは、何故かメッキの飾りや、細かい温度調整スイッチがくっついていて、それだけ値段が違うらしんですよ。
どれくらい違うか聞いたら・・・。

通常の3倍以上。

赤くないのに三倍。
佐官でもないのに三倍。
どうでもいいメッキが付いて三倍。


・・・減速できません・・・。


もっともハーレー純正の6万円弱に比べたら、激安なんですけどね。
キジマのインチ用グリップヒーターは、インチもミリも同価格帯です。


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