それはインテーク側のプッシュロッドをゆるめている最中に発生した。
「ゴツン」
そんな音を気にすることなく作業を進める。
パッキンを入れ替え、プッシュロッドカバーごとプッシュロッドをセット。
ネジをくりくりっとやって調整してカバーの内側をスライドさせようとした、その時・・・。
引っかかってカバーが戻らない。
力ずくで引っ張ったら元に戻ったが、再度スライドさせようとするとがっちりと引っかかる。
つうかオイルの付いた手では元に戻せないくらい、がっちりと咬み込んでしまう。
ドライバーで押して漸く引っ張り出せた感じ。
別にここは普段駆動する部分じゃないし、伸ばしたら伸ばしっぱなしなのでかまわないと言えばかまわないのですが・・・しかしさっき、最初に触ったときはこんな事はなかったのに・・・。
よーく見てみると、一カ所凹みがある。

いじっていると、どうやらこの凹みの内部がケースに干渉して引っかかる模様。
再度バラして中を見ると、物の見事に・・・。


最初はドライバーで押し出す方法を試みたんですが、かなり頑丈なプッシュロッドカバー。
それでは歯が立たず、ヤスリで削ることにしました。


根気よく削り、ここまで復活。


元に戻りました♪
まあここはそんなに重要な部分じゃないんですが、出先でリフトの調整の為に外したら（スライドさせたら）元に戻せない・・・なんてことになったら目も当てられませんので。

しかし不思議なのはその原因。
ついさっきまで問題なかったのに、突然湧いて出たかのように・・・。
まあ原因は、インテーク側のプッシュロッドを弛めた時、勢いでレンチがぶち当たって凹ましちっただけなんですけどね。

本来ここは気をつけなくてはいけなかったんですねえ・・・。
知りませんでした。

そうそう、ミラーを交換したんですよ。
10年の歳月で（ガレージ手に入れるまで雨晒し）こんなになってしまってましたので。

定期的に錆び落とししていたんですが、いい加減疲れたことと、サイズが小さくて見にくいことから、思い切って交換しちゃいました。
同じようなデザインの奴が安かった物で。
実測せずに「新しい奴の方がサイズが大きそうだ」と衝動買いして持って帰ってきたんですが・・・大きさ同じでした。
つうか細部に至るまで同じで、どうやら全く同じ製品だったようです。
人間の目っていい加減なモンですね。