四気筒ニ非ズハ…

 

前の車両は直キャブでした。
私の周りは直キャブの人が溢れているので、それに全く疑問を持っていなかったんですが…。
あれ、違法なんですよね。
ゴミを吸ってオーバーフローの原因にもなるというし…。
というわけで、大人は法に従います。

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この車両も購入時は直キャブファンネル仕様。
アダプターを介して、PMCのエアクリーナーを付けます。
ファンネルはそれ自体がネジになっており、自身を回せば外れます。
まだキャブが新しいので固着も無く、すんなり外れました。

このキャブの径が違うと、当然アダプターの径も…。
事前にしっかり確認しないと行けません。

これがアダプター。
同じようにねじ込むだけです。
写真だとネジ山にゴミが付着しており、これを巻き込むと噛み込んでしまって面倒なので、ソフトブラシで綺麗にしておきます。

ここで問題発生。
装着されていたオイルクーラーのホースが物凄く邪魔。
これではエアクリーナーが付かない!

つうかホースがゴン太。
見ていて邪魔すぎるので外してしまいましょう。
エンジンがヒートするぐらい熱いときは乗らなければ良い。
オーバーヒートしてきたら停まれば良い。
シンプルが一番。
関係ないけど今度の車両は変なフレーム補強が入っていないので、整備製は良さそうです。

何十年付いていたのか解らないですが、かなり朽ちています。
とりあえずバンドは緩みましたが、ホース自体が硬化していて、抜き取るのが大変…。

オイルクーラー本体も、取り外しが大変でした。
装着されていたネジのネジ山が完全に潰れていて、回せど回せど緩まない。
引っ張っても緩まず、一生懸命回しても空回り…。
色々力業でなんとか外すことに成功。

ホースのジョイントを替えないとエンジン掛けられませんが、ジョイント自体を購入していないので後回し。
先にエアクリーナーを装着します。

ところが…この穴が小さい!
サイズを間違えたかと思っちゃいました。
グリスを塗って、力ずくで突っ込み。
慣れてコツを掴めば、力はそんなに要りません。

装着完了。
よかちんよかちん。

オイルクーラーも無くなってすっきり。
真夏の日中は乗りません。

しかし難関はここから。
オイルの取り出しジョイントを、純正の物に交換します。

まずこの純正がなかなか入手できなくて…。
入手できたので作業に入ります。

まずはネジを外しますが、真っ先に問題発生。
ボルトと本体のクリアランスがゼロで、レンチが入らない。
設計した奴、馬鹿だろ…。

上側のジョイントを先に外して様子を見てみることに…。

キャブとカムチェーンテンショナーも外します…。だんだん大事になってきてしまった…。

奥側のボルトなんてこの通り。
本来ならボックスレンチが入るのに…。

ここはプラスのビットを使い、それで外すしかありません。
ボルトの頭に付着したゴミを取り除いた上で、サイズがしっかり適合したプラスのビットを当て、左手で下に押さえつけ(写真は片手ですが)、押さえつけパワー8割、回しパワー2割でゆっくりトルクをかけて…。

外れた!!
バイク屋さんに泣き込まずに済みました♪

本当はこの鉄粉やスラッジを綺麗にしたいところですが、穴から落とすとまずいので…。
軽く、慎重にウエスでぬぐうだけに留めておきます。
全部装着後にパーツクリーナーでなぎ払いましょう。

これが純正。
綺麗な物をゲットできました。

ガスケットじゃ無くてOリング。
元々付いていた奴(四角い断面)とずいぶん形相が違いますが、実際装着してみたら付きました。
長い年月で変形したのかもしれません。

純正を装着。
純正はこの通り、ボックスレンチが入る余裕が設けてあります。
素晴らしい!
ってか、これが当たり前。

装着完了!!

試走して問題無し。

あ〜…やっぱZは楽しい。
ハーレーとはまた違う楽しさ。
免許がすっとんで消えてしまいそうな楽しさなので、自制心が必要な楽しさであります。

 

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