四気筒ニ非ズハ…

かぶりまくり
いやほんと、プラグが真っ黒になるんですよ。
真っ黒だけならまだ良いんですが、かぶるとアイドリングもしなくなっちゃう。
真鍮ブラシでプラグ磨いても元に戻らない。
新品プラグを入れると元気に回り出すけど、3日ぐらいでかぶって駄目になっちゃう。
三日おきにプラグ4本買い直すわけにはいかないので、一生懸命直します。
ショベルは真鍮ブラシでプラグ復活したんだけどなぁ。

というわけで、なんとか対処を考えます。
エアスクリューはもうこれ以上いじれない。
じゃあもういじれるところはニードルだけ。
早速ニードルを上げてみます。

このZのガスコックは先端がくるくる回るので、向きを変えてガスホースを外します。

これでキャブのトップカバーにアクセスできます。
カバーを外すとこんな感じ。

わからないのがこのボルト。

スライドバルブを引っ張るパーツの角度を微妙に調整する機構のようですが・・・。

スロットルを開けると、このように丸いスライドバルブを引っ張り上げてくれます。
真鍮製のバルブ(筒)の奥に真鍮製のネジが二本あるのが見えますでしょうか?
こいつがバルブ本体と、このスロットルのアームを接続しているネジです。
これを外すとバルブとアームが離れ、奥にあるニードルにアクセスできるようになります。
しかし問題なのは、車体前方側のネジ。
スロットルが閉じている状態だと、アームが干渉してネジにアクセスできないんですよ。
スロットルを半開きにした状態でホールドしておく必要があります。
が、この当時のスロットルはリターンスプリングが強くて半開きで固定なんて・・・。

そこでこのボルトを抜いてみましょう。

8ミリぐらいのこのボルト(写真に写ってるのはインチサイズのメガネですが)を抜くと、スロットルのシャフトからアームが分離されます。

こうすれば、ゆるゆるになったアームを半開き状態にして作業可能です。
この穴の奥底に見えるプラスのスクリューを二つ外さないといけません。
このクソ狭い奥にアクセスするには、ホームセンターで売っている精密ドライバーを使用する必要があります。
うわぁ面倒くさい。

この二本を外すと、バルブとアームが分離します。
アームを外に抜くにはちょっとした知恵の輪状態ですが簡単です。

バルブの中心(穴底のど真ん中)にニードルが差し込まれてるので、長いラジオプライヤー(小さくて長い奴、PC用などの小さい奴が良いと思われます)でつまんで抜きましょう。


ただ収まってるだけなので、割り箸でも抜くことは可能かも知れません。

これがニードルです。

クリップを外します。
すっ飛んで無くなってしまわないよう、外れる先に指を・・・。

ビニール袋の中で行う方法もあります。
はめるときは任意の場所に指であらかじめ差し込んでおき・・・

プライヤーで押し込みます。

あとは元に戻していけばOK。
ちなみに、二番三番のキャブはフレームに隠れてしまっていますが、どっこい隙間からドライバーが入ります。

もっとも、バルブとアームを繋ぐネジを外すには、隙間に入る太さ長さがちょうど良いドライバーが必要でして・・・。
つうか、この汚い溶接で付けられたフレーム補強が憎い…。
サンダーで切り落としちゃおうか…。

それではテストライド。
発進できない。
かぶってるからちょっと薄くしたら、薄すぎて発進もろくにできない…。
あぁ…面倒くさい…。

 

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