四気筒ニ非ズハ…

突然バイク(街乗り)を買い換えました。
臨時収入と稀少な車両の入庫が重なったからなわけですが・・・。
買ったのはカワサキのKZ1000LTD。
4発のキックスタートが欲しかった。
ただそれだけの理由です。
ビバキックスタート!!
買ってからこのかた、セルスターターなんて数えるほどしか使ってません。
キックはいいぜぇ。
何より気持ちがいい。
しかもモテるぜ。
小学生の男の子に・・・アッー!
というわけでショベルよりも古いバイクを買ってしまいましたとさ。

ノーマルのようで実はノーマルじゃない、フレームもスパッタ放置の汚い溶接による謎の補強まみれで正直得体の知れない仕様ですが、ぱっと見は直キャブ&モリワキレプリカが入っただけのノーマル仕様でした。
購入後、捨ててあったKZ1000MK2用エアクリーナーBoxを無理矢理移植(足として使用するので、雨の日のことを考えると直キャブはヤバイ)。
足つき性向上のために、シートをPMCのZ2アンコ抜きタイプに変更の上ヒンジ廃止でソリッドマウント化、リアサス二巻きカットで徹底的にローダウン。
両足かかとをついても尚も余裕が無いと気が済まない性格ですので…。
バンク角?
そんなものは都市伝説だ!

かぶりまくり

で、乗り始めたんですが…かぶるんですよ、派手に。
納車時ほぼカラッケツで、ハイオクをぶち込んだらとたんにボコボコ言ってかぶりだしたんです。
「あんまハイオクは入れない方が良い」と言われて、それ以降レギュラーにしてるんですがそれでもかぶる(ハイオク駄目でレギュラーじゃないとって聞いたこと無いけどなぁ)。
けっこう開けると調子が良いので、スローのあたりが良くないらしい。
とりあえず調整方法を調べるべく検索するが・・・載っていない。
ケイヒンのキャブの調整については、ほんのちょっとだけ書いてあるが、このMIKUNIのキャブ(VM29)に対する情報は非常に少ない(私は横にMICと書いてあるので、てっきりそれが正式名称だとばかり思っていましたよ)。
まあキャブはどれも構造自体は似たような物なので調整方法も似てるモンだと思うんですが、ミクスチャー(エアスクリュー)は何回転が基本なのかぐらいは知りたかった(それは行きつけのバイク屋で教えてもらえましたが)。
もうこうなったら自己流で適当に合わせていきます。
アイドリングを若干高めに設定し、エアスクリューを夏場のストック位置である2.5回転から徐々に開けていく。

アイドリングが高くなるポイントを探っていき、それを四気筒それぞれに行った。
しかしエアスクリュー回してアイドリングの変化がわかるのは3番4番だけ。
そっちはどうやら2.7~3ぐらいのポジションっぽい。
かぶるの嫌だから四発とも3にして、とりあえず走行。
3だと夏場でもエンジンのかかりがイマイチ。
やはり2.75回転に変更してみる。
しかしコールドスタート時にイマイチ調子がよろしくない。
開けてみると、1番2番がやはりかぶっている。
そっちは3回転にして見たが、どーも調子がいまいち。
スローがいかんのじゃないのかと・・・。
もしかしたらフロートレベルが高すぎるのかも知れない・・・。
キャブのボトム用ガスケットを買って、フロートとスローの調整をしてみようか。
といっても、このキャブ用のスロージェットがどこで売ってるのか、調整はどうするのか。
まったく情報がありません(涙。
しかしこのZ(LTD)はプラグ交換が簡単で良いですなぁ。
X4はタンク外さなくちゃ交換できませんでしたから。

プラグは、NGKの適合表を見るとB8ESの模様。

そうそう、ローダウン中に気がついたんですよ。
リアショックなんですけどね、何故かMADE IN MEXCOって書いてあるんですよ。

日本のメーカーのカワサキの、アメリカ工場で作られたバイクで(サイドカバー等にはMADE IN USAと書いてある)、リアショックはメキシコ製。
う~む・・・。

オイルが垂れる

これくらいの年式ですから、オイルが滲んだり垂れたりするのは仕方のないこと。
しかしそれは少ないにこしたことはありません。
自分で直せそうなところはどんどん直していきます。
発見したのはタコメーター取り出しのオイルリーク。

ここはこの当時のZの持病らしく、対策部品も発売されています。
抜いてみたらこんな感じ。

黒い帯のような部分。
これOリングなんですが、劣化して多少飛び出ているはずのリングが本体より引っ込んでしまっております。
これじゃオイル抜けまくりです。
ちなみに対策品は、このリングの部分が二つに増設されております。
さて問題はどうやってこいつを塞ぐかですが、本来なら新品のOリングを買って付けるのが本筋です。
しかし気まぐれに着手したのでそんなもんありません。
最初はシールテープを巻いて・・・なんて考えましたが、ヘッドにぶっ刺さってるもんに、しかもネジじゃない部分にシールテープってどうなのよ??と思ってしまうわけでして、別の手段を考えます。
とりあえず自分がストックしている使えそうなOリングを漁っていると、ありました。

ショベルのチェックバルブ交換のために、ただの鉄球一つ欲しいが為にまるまるキットで購入せざるをえなかった(鉄球だけって無かった)、ショベルオイルポンプリビルドセット。
結局チェックバルブ交換も面倒なので後回しにして完全に放置され、半分ゴミ状態。
この中になかなか良さげなサイズのOリングがあります。
エンジンに使用するOリングな訳ですから、耐熱性も耐油性もばっちり。
こいつを流用してしまいましょう

装着してみると・・・ちょっと大きい。

試しにくりくりとうまく突っ込んでやると、縮みつつちゃんと入ることが判明。
抵抗具合からきちんとシールの役目も果たしているモヨリ。
これで大丈夫ですな。

左のひしゃげているのが外したOリング。
何故か二枚入っていました。
この取り出しギアのシャフトが、摩擦で痩せるとそこからもオイルがリークするそうです。
私のはまだ大丈夫そうだったので、ちょっと綺麗にしてそのまま使用。
ちょっと気になるのはギア部分の摩耗。

まあもうちょっと使えそうです。

ギアを元のように装着し、Oリングが変にならないように気をつけてエンジンに。

このボルトがプラスドライバーなので、ゆるみが怖い。
メーターケーブルをシャフトに刺して


動作確認して完了。
この部分からのオイルリークが無くなりました。
よっしゃよっしゃ。

そのほかに小物もちょろちょろと付けました。
まずは絶対欲しい電圧計。

無論アナログ表示の方が絶対的に格好良いわけですが、取り付け位置の都合を考えると最もコンパクトで見やすいのはクリヤキンのこれしかありません。
正直言ってお気に入りです。
次は、あるとありがたみがある油温計。

ハーレー用の奴と構造や思想は同じっぽいですが、位置が位置だけに走行中でも確認可能。
無論摂氏表示。
点火が弱く、4番なんて火が飛ばないこともあった(プラグコードを廃棄予定のハーレー用流用したら多少改善)ので、わらにもすがる思いでとりつけたアースイング(アーシングじゃなくて、アースイングなんだってさ)。

こちらもX4から取り外した廃棄予定品の流用。
効果は全く感じられません。
赤いラインがダサイので今度外します。
最後に、取り付け断念のHID。
夜ライトを付けた途端電圧が急降下するので、その対策としてヤフオクで購入。

しかし装着して点灯させたら「パリパリパリ」という音を出しながら点滅。
電圧が低いらしい。
しかもライト本体を触った瞬間感電。
イラネ(本当は欲しいけど)。

 

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