冬のバイクライフを少しでも快適にするために・・・

ヒーター

懐炉
まずヒーターとしてあげられるのは懐炉。
使い捨てカイロが一般的ですが、私はハクキンカイロを愛用しています。

使い捨てじゃないからゴミは出ないし、発熱時間をオイル注入量で調整できるし、何よりも発熱量(温度じゃなくて熱量)が段違い。
最近はZippoブランドの「Zippoハンディウォーマー」の方が、オリジナルのハクキンカイロより店頭で見られるようになりました。
ちょいとお値段がはりますが、サイズも同じ、消耗品も互換性有りというありがたさ。
手間がかかるのが欠点ですが、お勧めです。

使い方


袋から取り出し


蓋を取って


火口を外す


計量カップをこの向きで奥まで差し込み


ジッポーオイルかカイロ用ベンジンを入れます
計量カップの真ん中のラインまで入れると6時間
上のラインまでで12時間
通常サイズのカイロは、24時間分まで入れることが可能


計量カップを90度回すと、本体にオイルが入る仕組み


火口を装着し、ライターで炙って触媒反応を起こします
(火を直接火口に接触させちゃ駄目、火口の寿命を縮めます)


蓋をして袋へ
スグに温かくなりますが、ならない時は着火失敗です
再度火口を炙りましょう


袋にしまい、口をしっかり塞ぎます
フルに加熱している時に直に触れると火傷します


ちなみにこのハクキンカイロ。
使い捨てカイロとは構造が違うので、使い方を誤ると思うような熱量を得られません。
必ず付属の袋に入れ、衣服の奥深くに納めましょう。
使い捨てカイロのように手でもったまま外気に晒すようなことをすると(袋に入れていても)、全く暖まりません。
肌着の上ぐらいの層、しかも動脈が近くを通る当たりに納めたいものです。
で、個人的にすすめたいのが背中の上部。
心臓から出た血液がこのあたりを通るらしく、そこを暖めると体全体が温かくなる…ような気がします。
そのあたりにこのカイロをホールドするのは至難の業。
私が使っているのは、サスペンダーのような商品。本来冷却剤を使い体を冷やす為の商品ですが、冷却剤を入れる所にハクキンカイロを挿入して使っています。
まぁ、貼る使い捨てカイロなら「シャツの背中の部分にぺたり」で済む話なんですけどね。

ハクキンカイロの消耗品は火口です。

大事に使えば、冬場毎日使用しても、2〜3シーズンほど使えます。
加熱するときに火を近づけすぎて煤が付いたり、オイルを入れすぎで触媒まで湿らせてしまうと寿命が速く訪れるようです。
駄目になると、なかなか着火できなかったり、温度が上がらなくなったり、やたらオイル臭くなったり、突然消火してしまうようになります。
なんか調子悪い個体だなぁ、と思ったら、新しい火口に換えてしまいましょう。そんな高い物ではありません。
頻繁に換える(シーズン中に何度も)必要は無いですが(そんなに簡単に火口が駄目になる場合は、着火の方法やオイル注入量を見直すべきです)スペアを用意しておくと良いと思います。

 

 

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