まずはアメリカからの運搬です。
当然船便を使いますが、個人ではどうしようもないので、出品者さんと共に名港海運さんという運送、通関業者を使うことにしました。
金がないので梱包せず、裸で船に突っ込んでもらいます。
あちらのスケジュールから日本到着の日時を調整し、港まで取りに行くことにしました。
そしてその間に、日本で登録するべく準備を重ねます。
まず必要書類を確認。
日本で車検を取る場合、通関証明書なるものが必要ですが、このバイクは70年代のカワサキのエンジンのチョッパー。
通関証明書だけでは検査基準が現代の基準となってしまい、排ガス検査によって100%車検は取れません。
更に資格を持ったライダーと専用の検査場における制動テストも必要になる可能性があり、その制動テストには100万ぐらいかかってしまうと言う、事実上の
登録不可能状態になってしまいます。
それをクリアする為には、70年代当時にこのバイクが作られたことを証明する物、俗に言うピンクスリップなるものが必要との事。
これがあれば、70年代当時の排ガス基準、騒音基準で良く、更に100万もの検査料を使った制動テストも不必要になるという魔法の書類であります。
まずは出品者さんよりピンクスリップを取り寄せます。
そしてバイク屋さんと色々と下準備。
まずは予備検に向けた整備の為の打ち合わせです。
チョッパー屋ではない国産バイク屋(エンジンがカワサキだから)で整備することにしたので、扱ったことのないスプリンガー、しかも突起物扱いされかねない
スプリンガーではリスクが大きいので、中古のフロント周りをゲットし、ロングチューブで長さを合わせて予備検に挑むことにしました。
ブレーキらしいブレーキが付いていない、スプリンガーは予備検を取った後にブレーキを付けて元に戻す。
エンジンはOHが必要かもしれないので必要パーツの在庫のチェック。
ウインカー等がついていないようなので、その手配。
一通り済ませた上で、バイクの上陸を待ちます。 |